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写真でつづる21歳大学生の旅行記

化石の森で太古の地球に想いを馳せる【前編】

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メテオクレーターを見た後ホルブルックという町に泊まった。
この日は、グランドサークル北側にあるモニュメントバレーを目指して 600km 近く走行する。

まずは、ホルブルックから東に 30km 程のところにある 化石の森国立公園(Petrified Forest National Park)へ向かうことにした。

ドライブ旅行で心がけていたことがある。
暗くなってからの運転を控えることだ。
日中の活動時間を増やすに、朝早く起きて、夜は早めに寝るようにしていた。

化石の森国立公園が 8:00 に開くというので、7:00 くらいには起きて朝焼けを見ながら準備した(30km なので 20 分くらいで着く距離だ)。

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車に乗る準備ができて車へ向かうと、車が凍りついていることに気がついた。

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氷で外が全く見えないので、まずは窓に張り付いた氷を剥がすことにした。
まとめ買いしたペットボトルの水を使ったりタオルで拭いたりして、なんとか外が見えるようになった。

外はひんやりしていたので(といっても日本の冬のような着込んでいないと耐えられない寒さではない)、車の暖房をつけて走らせた。

車を走らせると、割とすぐについた。

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(よく見ると、女子大生がよくやる小顔効果ポーズをしている)

化石の森公園内には30km程の道路が南北に走っており、道路沿いの駐車場に停めて散策することができる。
北のほうにはペインテッドデザート、南の方には化石になった気が横たわる大地が広がる。
北側に今まで走ってきた道路との交差点があるので、南側から入ることにしていた。

入り口にあるミュージアムショップもゲートも開いていないようだったので、入り口の駐車場で一度降りた。
駐車場にも、木の化石がふんだんに転がっていた。

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これらは、珪化木というらしく、2億年以上前の三畳紀に洪水の時期に、火山灰を含む砂の層に周期的に埋められて石化したらしい。
化石には水晶やアメジストなども含むらしく、これを研磨することで美しい年輪が現れるそうだ。

 

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近くには、インディアンの家のようなものもあった。

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開園時間の20分すぎたころにようやくミュージアムショップが開き(周りに何もないのにこんな朝から来るのも大変だな、と思った)、ゲートを入ってもう少しいたところで入園料を払えば良いことを聞いた。

ゲートでは、入園料($10前後だったと思う)を払い、パンフレットをもらった。
それから、化石を絶対に持ち帰るなよ、という念押しをされた。
見つかった際の罰金があるにもかかわらず、化石を持ち帰る人がいるらしい。
さて、車を少し走らせるとすぐにビジターセンターに着いた。

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ここには2〜3人のスタッフがおり、綺麗な施設だ。
日本語のパンフレットもおいてあって、英語のパンフレットの地図と対応させることで読むことができた。
センターの裏にはトレイルのコースが続いているので、ここを歩いてみることにした。

 

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荒地に大木の化石がごろごろ横たわっているのが、なんとも不思議な感じだった。

トレイルコースをぐるりと20分ほど歩いてビジターセンターに帰ってきた。

また車を走らせると、

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次のポイント、クリスタル・フォレストで車を停めた。

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ここにもトレイルがあって、少し歩くことにした。

 

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ネギを輪切りしたような化石もあったが、これは人間の手によるものなのだろうか。

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木であるとはいえ、石化しているので硬いのだが…。f:id:alog:20150420215136j:plain

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整備の行き届いた休憩所もあって感心する。

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さて、また車を走らせ、次にブルーメサへ行った。

ここからは化石が少なくなるが、カラフルな地層を見られるようになる。
広大な風景が広がり心も開放的になると、ちょっとエクストリームなことをしたくなる。
後編へ続く…

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