San Francisco の坂道を徒歩で散策する
Fisherman’s Warf を出発し、ガイドブックに載っている見所を回ることにした。
San Francisco の街は、比較的コンパクトにまとまっており、徒歩で回ることができる。
まずは、Fisherman’s Warf から徒歩15分くらいの Lombard Street へ歩いて行った。
San Francisco は急斜面がとても多いのだが、この通りはクネクネの坂で有名だ。
標識に沿って右に曲がると、奥には坂が続く。
写真では分かりにくいのだが、名古屋の八事近辺並みの坂のキツさである。
さらに、これがずっと続く。
試しに iPhone で計測したら 12度あった。
ここを登りきると、例の曲がりくねった坂道がある。
ドライバーが運転の腕を試そうとこの坂は行列を作っている。
両脇は住宅なのだが、普通に迷惑だよな、と思った。
真ん中の道とは別に、両脇に歩行者用の階段があって、ここを登った。
道自体は広いので案外難しくないのかもしれない。
ブレーキをゆるめたら一巻の終わりだけど…。
住宅の駐車場へもこの曲がりくねった道から行くようだ。
登りきると、ここが割と高いところまで登ってきたことがわかる。
登りきって達成感があり、景色も良かったので記念撮影をした。
登りきったところにある交差点は、ほかの道路からみても最高地点のようで、それぞれ下り道が見えた。
まんなかのレールのような線は、トロッコが走るためのものだ。
記念撮影をしていたら、通りかかった。
このレール、下でずっと何かが動く物音がするのだが、この下に動力があって、トロッコがそれに引っかかって動く仕組みらしい。
昔この辺の坂で、事故で馬車が急斜面を転がっていってしまい、つながれていた馬が引きずられたことがあったらしい。
それを見てかわいそうだと思ったのがこのトロッコを作るきっかけとなったらしい。
急斜面を見て、Golden Gate Bridge のツアーで聞いたことを思い出した。
登ってきた坂を引き返し、次に Washington Square へ向かった。
Lombard Street から歩いて20分くらいかかった。
建物は真っ白なのだが、空がとても青々としているのが綺麗だった。
協会では結婚式が行われていた。
ここの向かいは公園になっていて、たくさんの人が土曜日の午後をくつろいでいた。
次に、Grace Cathedral (グレース大聖堂)へ向かった。
ここも歩いて 20〜30分の距離にある。
グラフィティアートで有名な Keith Hering のモニュメントが置いてあるとガイドブックに書いてあったので、ここも是非訪れたい場所だったのだ。
中に入ると、すぐにお御堂がある。
Stanford 大学の教会に劣らない広さだった。
15分くらいぐるりと見て回り、最後に Keith Hering のモニュメントを見た。
これはエイズ撲滅を願って作られたもので、彼が亡くなる2週間前に完成した作品らしく、とても貴重なものらしい。
普段のポップな色使いとは違い、ゴールドに書かれたポップアートが荘厳に見えた。
大聖堂を出ると、夕方近くなっていた。
グレース大聖堂は丘を登りきったところにあるのだが、この付近には歴史のありそうな大きいホテルもあった。
この丘を下ると、すぐに China Town がある。
ここで夕食を食べるつもりだったのだが、夕食を食べるのには早かったので、少しぶらぶらした。
アジア系の骨董屋に三猿の置物がおいてあった。
こちらへ来るとやはり、日本が「アジアの国」として認識されているらしい。
このあと、ドライブ用の地図を買うべく Japan Town にある紀伊国屋書店へ向かった。
ショッピングモールは全て日本風のもので、日系のレストランやショップが入っていた。
残念ながら地図は見つからなかったのだが、アメリカにいながら紀伊国屋書店に来た感じがおもしろかった。
店員も日系の人が多いし、本もほとんど日本語のものだ。
一つ下はマンガ専門のフロアになっていて、一種のジャパニーズカルチャー発信地になっていそうだった。
この後バスに乗ってホステルに帰った。
次の日は Muir Woods を散策するツアーに朝から参加する。