tabi photograph

写真でつづる21歳大学生の旅行記

4つの州を跨ぐ男になる

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前回、化石の森国立公園から Chinle という町を通ってグランドサークルの北側へ車を走らせた。

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今回、Four Corners というアリゾナ、ニューメキシコ、ユタ、コロラドの4州の州境となっているモニュメントに向かって、車を走らせる。

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米国の州は緯度経度に平行な直線で区切られていることが多い。
州境が交差する場所では、4つの州が隣接するポイントが存在することになるのだ。
複雑な地形、歴史に基づいて引かれた日本の県境では、このような境を見ることはできない。
比較的新しい国に見られる特徴とも言えるだろう。

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またまっすぐな道を走らせると、Four Corners に着いた。

グランドサークルで見てきた観光名所は大体、綺麗に整備されていて感心していたのだが、ここは多少例外だった。

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駐車場が舗装されていない…が、まだ一般車で入れるので問題ないのだが、駐車場からモニュメントまでが泥道になっていたのだ。
ぬかるみ対策も、細い板を敷いているだけだ。

さて、泥道の奥へ向かって歩くと、立派なモニュメントが見えた。

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この先にあるポイントが、4州の州境だ。

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こんなモニュメントがあったらもれなく、州境越えをハイペースで
繰り返したくなる。
それから中心のポイントに立ってみたくなる。

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次の写真に写っているのは、左腕をユタ州へ、右腕をアリゾナ州へ、左足をコロラド州へ、右足をニューメキシコ州へ分断された人間だ。

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アメリカならこんなこともできてしまう。

このモニュメントのまわりにある屋根付きの建物の中で、ちらほら売店を開いているところがあった。
そんなに人が来ないのに、採算が合うのか疑問に思った。

用を足そうとトイレにも向かおうとしたのだが、トイレまでの道のりもぬかるんでいた。
(もし急いでいる人がいたとしたら、足元も安定しないし過酷である。)

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板も敷かれていないので、ぬかるみが少ないところを選んで(といっても見分けがつかないのだが)辿り着いた。
排水の設備がなさそうだが、やはり無く、いわゆるぼっとん便所だった。

ちなみにトイレの奥側には、赤茶色の大地が広がっていた。

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さて、30分もしないうちにここを発ち、モニュメントバレーへ向かった。
1時間も走らせないうちに、岩肌がむき出しになっているメサがたくさん見られる地帯に入った。

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モニュメントバレーの手前に広がる一帯、Valley of the Gods −神々の谷− と呼ばれる地帯に入ったのだ。