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写真でつづる21歳大学生の旅行記

Intel 本社のミュージアムへ向かう Silicon Valley をバスで散策する【後編】

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本旅行の最大の目的の一つであり、念願だった Apple 本社を発ち、Intel 本社へ向かう。

Apple から Intel の間も距離があり、バスで1時間ほどかかる。

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窓を流れる風景はやはり広い。

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行く途中で、ジーンズで有名な某会社の名前を冠した Levi’s Stadium の近くを通った。

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メジャーリーグ界では有名なのだろうか。
(後で調べたのだが、NBAのチームやメジャーリーグチームのホームグラウンドらしく、さらに One Direction の公演なども行っているらしい)

バスを乗り換えて、Intel 方面に向かうバスに乗った。
Intel 方面であっていることを運転手の兄ちゃんに聞いたのだが、「Intel 行きたいんだけど」と伝えても全然伝わらなかった。
広大な空を仰ぐのどかな San Jose 市民、Silicon Valley とは無縁な生活を送っているのだろうか。

さて、乗り換えてから10分ほどで Intel に着いた。

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ここでも例外なくアメリカ式の住所が看板に書かれていた。
Intel のパッケージ風に書かれているあたりが憎い。

ミュージアムの玄関前には Intel のモニュメントが置いてある。

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もちろんここで記念写真を撮った。

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荒木のノースフェースジャンパーが見事に Intel カラーと被っているのが面白かった。

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とても分かりにくく、本当にあっているのか不安になったが、この奥がミュージアムの入り口になっている。
ミュージアムは1フロアーだけだが、なかなか見ごたえのある展示ばかりである。
ガイドブックの紹介では「小学生でもわかりやすくプロセッサの歴史を展示してある」と書いてあった。

ぼくは情報工学を専攻しており、「計算機ハードウェア」や「計算機アーキテクチャ」の講義でプロセッサの生産過程から仕組みまで一通り習ったことがあったので、展示物を楽しみにしていた。
特に「計算機ハードウェア」の授業は二度履修したので、プロセッサ関連の用語は嫌でも頭に残っているという皮肉付きだ。

入り口にはとても愛想のいい受付のお姉さんがおり、ここの入場料が無料であることや、写真を撮りまくっていいことを教えてくれた。

中に入ると、このような感じでプロセッサやメモリを歴史を追って展示されている。

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解説は英語で書かれているのだが、TOEIC の勉強だと思って一通り目を通してみた。

Windows パソコンによく貼ってある intel inside のステッカーも歴代のものが集めてある。

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ところで、この “intel inside”、inを踏んでいるのだが、これを「インテル、はいってる」と訳した日本人は天才だと思った。

プロセッサのミュージアムだと、ウェハ(パソコンの計算を行うところであるプロセッサの素材)の制作過程もやはり展示してある。

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「ウェハはシリコンのインゴットを輪切りにし、云々…」をテストのために覚えたことを記憶しているのだが、現物を見て初めてピンときた。

インターネットで世の中の情報が何でも手に入るようになったが、体験に勝る経験はないようだ。
小さい頃からこうした体験をできる機会の多いアメリカのプロセッサ産業、ひいては IT 産業が、世界を牽引しているのも納得のできる話だ。

「小学生でも分かる展示」とあったように、手を動かして理解する展示が他に多くあった(本当に子供向けだったので躊躇して写真は残っていない)。

ミュージアムには、こんなものもある。

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プロセッサ工場で清潔を保つために着る服のようだ。
こういうのがあると必ず試すことにしている。

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こういう写真を撮るときのコツは、

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カメラのレンズの方向を

見ないことだ。

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また別の館内のスポットで記念写真を撮った。

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ここにも intel カラーの服着た intel ボーイがいた。

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さて、ここには intel のロゴ入りグッズが売っているショップもある。
アップルほどではないが、それなりにグッズを揃えてある。
Stanford 大学と Apple でとても満足していたのでここでは何も買わなかった。
intel 好きにはこのショップを是非お勧めしたい。

外に出ると、入るときにはまったく人気のなかった入り口にたくさんの中国人のツアー客が来ていた。

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みんな intel のロゴの前で写真を撮っていたので、本当にいいタイミングで来れたと思った。
もう閉館時間近くなっていたが、この人たちはロゴを撮って引き返すのだろうか(ここの開館時間は長い方で18:00まで開いている。16:00〜17:00くらいまでしか開いていないミュージアムが多い)。

バス乗り場付近に来ると、ちょうど看板のロゴが点灯する時間になっていた。

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San Francisco へ帰るべく、バスに乗って Caltrain の Santa Clara Station へ向かった。

ところで、Wifi ルータを持ってきておらず、持ってきていた iPhone や iPad はネットにつなぐことができなかったのだが、バスに乗って地図を見ながらスムーズに移動することができた。
これは、ある「裏技」を使ったからなのだが、旅行記でそのうちに解説しようと思う。

サンタ・クララは何故かよく名前を聞いたことのある地名である。
可憐な女性を思わせる地名だが、やはりおしゃれな駅舎がある。

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ホームへ続く階段もライトアップされていて綺麗だ(太陽が沈まんとする空とのコントラストが美しい)。

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ホームで切符を買い、電車が来るのを待った。
線路が2つしかないので、反対方向へ行く電車が来たりしてややこしいのだが、およそ定刻通りに来た。

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Caltrain は二階建てで中はそこそこ広い。
(ここでもまた広角レンズが活躍し、広さの伝わる写真が撮れたと思う。)

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このあと、1時間弱で San Francisco に着き、帰りにスーパーで食料を買ってホステルへ帰った。

次の日は、船に乗って Golden Gate Bridge の下をくぐってくる。
ベイマックスでも登場したあの真っ赤な橋だ。