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写真でつづる21歳大学生の旅行記

BIG AMERICA I 旅のはじまり

f:id:alog:20150420124246j:plainいつしか映画で見た、この景色をみたい。

この景色を見ることを目指して、アメリカへ発った。
2015/2/18 から 2015/3/3 まで、約2週間の旅行が始まった。
成田から約10時間の長い空の旅を経てついたのは Los Angeles。
空港から出たが、日本から海外へ飛んできた実感が何故かあまりなかった。

長いドライブの旅に出かけるために、まずはレンタカーを借りに行こうと決めていた。
「閑散期は予約なしでレンタカーを借りられる」
このようにガイドブックには書いてあったが、面倒な受け付けを経て示された金額はおよそ $1,200。
レンタカー会社のウェブサイトでは、$400 と書いてあったのを覚えていたので、クレジットカードで支払いをする寸前に思いとどまり、到着して早々、計画を変更することにした。

5日後に $400 程での予約ができたので、レンタカーでの長旅を始めるまでの間、もう一つの目的地であった San Francisco に向かうことにした。
San Francisco と Los Angeles は同じカリフォルニア州でも東京・大阪くらいの距離がある。
当日のバスが取れなかったので、この日は Los Angeles に泊まることにした。

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LAX から Flyaway 高速バスで Los Angeles の中心に近い Union Station へ向かった。
噂に聞いていた通り、日本と違って道路が広い。
摩天楼が見え始めたが、東京のように街は入り組んでおらず、それほど大きな都会のようには感じなかった。

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降り立ったのは Union Station。
Los Angeles の中心部から少し外れたところにある。
ここは駅だが、日本とは少し雰囲気が違う。
改札のようなものはなく、直接ホームに向かって乗車の際にチケットを見せる仕組みらしい。
検討をつけていたホテルまではここから徒歩で向かう。

写真の中心に写っている黄緑色のバックパッカーが今回の旅を共にする荒木だ。
大学の同じ学科で、ぼくとは違うコースに所属しているのだが、入学当初から何かと縁のある友人である。
優れた方向感覚と、国際的に通用する素晴らしいコミュニケーション能力を発揮して、この旅を成功に導くことになる。

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Union Station から少し歩くと、ユニークな建物を見つけた。
Disney Concert Hall という、割と有名な建物らしい。
平日であるせいか、周りにはほとんど人がいなかった。

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この建物から左を振り向けば、Los Angeles の金融街が広がっているのが見える。
ここまで歩いてきて、ようやく Los Angeles に来たのだという実感が湧いた。

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奥に見えるビル群は、近寄るととても高いことがわかる。
ビルの高さに驚き、上を見ながら歩いた。

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安宿についてから、スーパーで食料品を買いに夜の街中に出た。
世界屈指の都会だけあって夜景が…と思ったが、都心にいるせいか凄まじく綺麗だとは思わなかった。
たぶん、高いところから見ると絶景なのだろう。

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この日の夜はスーパーでジャムとスプーンを買って、日本から持ってきていた食パンに塗って食べた。
後で美味しいものを食べるためには、ここでお金をセーブしておくのが賢いやり方だ。

この日は、翌日の朝に出る長距離バスに備えてゆっくり寝る…
つもりだったが、結局朝方になるまで眠れなかった。
これからの旅行のことを考えると、緊張してしまったからだ。

次の日は1日移動日となり20日から、San Francisco 周辺を散策することになる。
BIG AMERICA 〜シリコンバレーと映画の世界を感じるウエスタン・アメリカ編〜
前半の始まりである。