tabi photograph

写真でつづる21歳大学生の旅行記

モニュメントバレーの日没と星空を堪能する

Utah Monument Valley ドライブ Back to the Future ロケ地 Grand Circle

長いドライブ旅行を経て、モニュメントバレーが目の前に現れた。

f:id:alog:20150424195533j:plain

長い年月をかけて岩が削られて残ったのが、奥に見えるメサとビュートだ。
高校の地理で習うらしいのだが、メサは上が平らになっているもの、ビュートは細長くそびえ立つものだ。
グランドキャニオンも大地が削られてできた渓谷だが、これからも何万年もかけて岩が削れていくと、モニュメントバレーと同じようになるらしい。

トーテムポールもここモニュメントバレーにある。
トーテムポールというと文様の施された高い柱をイメージするが、実は岩が削れて細長い状態で残った岩ことをそう呼んでいるらしい。
先住民族を想起させられるが、ぼくはここに来るまで全く知らなかったのだが、実際にこの辺の先住民族人口が多い。
ここ一帯は Navajo Nation （ナバホ・ネイション）と呼ばれ、先住民族による自治国によって管理されているのだ。

映画やポスターで使われる象徴的な場所でもある。
西部劇といえば、この光景を思い出すかもしれない。

http://www.flickr.com/photos/82182478@N00/4875287879

photo by photophilde

ぼくの好きないくつかの作品も、ここでロケされている。

有名なものでいえば Back to the Future III だ。


Back to the Future Part 3 (1/10) Movie CLIP ...


主人公のマーティとドクが 1885 年にタイムスリップした先の舞台だ。
マーティがタイムスリップした直後にインディアンが現れるが、実際に先住民族の方に協力をお願いして撮影したものなのだそうだ。
西部劇のようなシーン・物語がとても気に入っていて、シリーズの中でも一番好きなストーリーだ。

DJ David Guetta の アルバムにも使われている。

 

これは 9ヶ月ほど前に発表されたトラックだが、今でも象徴的な場所として認知されているわけだ。
この曲を聴くと、ここを颯爽と馬で駆け回るカウボーイの姿が思い浮かぶ。

文化的なスポットなのだ。

旅行記の一番最初に「この風景が見たくて」と写真を載せたが、

まさに同じ風景が目の前に現れたのだった。

f:id:alog:20150426113151j:plain


雪をかぶっていることだけが唯一違う点ではあるが、冬にしか見られないレアな光景だ。
ときどき車を停めて、撮影をした。

f:id:alog:20150426113159j:plain

f:id:alog:20150426113204j:plain

f:id:alog:20150426113218j:plain


車通りはそれほど多くないのだが、他にも車を停めて写真を撮っている人がいたので、やっぱりすごいスポットなのだと思う。
奥にずっと続く道路が見えるのだが、その方向に向かってまた車を走らせた。

f:id:alog:20150426113224j:plain

f:id:alog:20150426113233j:plain

f:id:alog:20150426113239j:plain

f:id:alog:20150426113245j:plain

夕日が沈もうとしていたが、宿にはチェックインしていなかった。
写真を撮ったポイントから車で 10 分のところに検討をつけていたロッジがあるのだが、人気で予約していないとまず泊まれないと調べて確認していたからだ。
ここを逃すとさらに車で一時間先のモーテルまで行かなければならない。
写真を見ての通り街灯はおろか反射板もないので、日が沈んで暗くなるまでにはなんとかロッジにチェックインしたかった。

ぼくはどうせ部屋は空いていないだろうと思って諦めて先のモーテルに行くのがいいと思っていたが、荒木が一度フロントで聞いてみようということで行くことにした。

かくして、部屋は満杯どころか 1F か 2F かを選べるくらいには空いていたようだ。
混むシーズンではなかったのがよかったらしい。
ロッジはこんな場所だ。

f:id:alog:20150426113251j:plain

f:id:alog:20150426113303j:plain


メサの麓にあって、とても整備が行き届いている。
下の写真の右手に写っているのは、室内プールだ。
（どこにでもプールを作ってしまうのがすごいと思った。）

しかも一泊あたり、$55 と手ごろだ。
車で 5分もかからないところにスーパーとコインランドリーもある便利さだ。

f:id:alog:20150426113256j:plain

（雪が積もっていなければ徒歩で遠回りをせずに行けるらしい）

中もとても綺麗で、思わずカメラを向けてしまった。

f:id:alog:20150426113308j:plain

f:id:alog:20150426113312j:plain

部屋にはテラスもあった。

f:id:alog:20150426113319j:plain

ここからは星空はもちろんのこと奥にメサやビュートがよく見えた。

この日は晴れていて、星がよく見えたので星空を撮ることにした。

f:id:alog:20150426113325j:plain

f:id:alog:20150426113330j:plain

f:id:alog:20150426113334j:plain

f:id:alog:20150426113339j:plain

気づいたら 2 時間くらい撮影に興じていた。
星空を撮るのは初めてだったので、いろいろ試行錯誤したが、最終的にいまいちピントを合わせられなかった。

帰ってきてから絞りやシャッタースピードのことをもう一度おさらいしたのだが、ISO が足りなかった（これによってシャッタースピードを短くできる）ことと絞らなかったことが原因だと推測した。
ビュートとメサと星空の組み合わせはとても絵になる。
きれいに写真を撮ることができなかったのが悔しかったので、日本に帰ったらじっくり練習することを決心した。

翌朝は早く起きて日の出を見に行くことにした。